だんだん近寄ってくるドデカイ物体。
「あ、アレって、巨大イタチじゃないですか?」レオが言う。
「そうかも〜(゚Д゚)」チリもうなずく。
「何?その巨大イタチて…」キーツがレオに聞く。
「飼育が難しいのであまり一般的ではないのですが、
馬の代わりといった所ですね。現在、馬は数が少ない為に王城でしか
使われていません。イタチは城にも何本か居ましたね。」
「……な…何本?…何、その数え方…」引き気味で聞くキーツ。
「あ、何匹でもいいんですけど、イタチって胴が長いでしょ?
だから何本っていうのが定着してるんです。(^∀^;)」焦って説明するレオ。
「あ…止まった…。」巨大イタチを見ていたセレンが言う。
一同よりも随分先で止まっている。イタチ達は体を掻き始めた。
「……あの乗ってる奴って…操作出来てねーんじゃねーの?」
「…そのようですね…完全にナメられてますね…」呆然とするキーツとレオ。
そんな事をよそにチリとアルテは興味津々で駆け寄る。
「ああ!お前等!勝手に!」二人を追いかける様に3人も走り出した。