2012年05月14日

過去

キーツ達は外で荷物の整理をしている。
タロとサジタはまだ家の中に居た。
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「本当の所はどうなんすか?」机に寄りかかりながら聞く。
「そうですね…、サジタには話しておきましょう。
 ……ネーレ殿の時、暗黒獣が召還された地が…アテライなのです。。。
 でも、それだけの理由ではありません。
 元々アテライの土地は魔法力が集まる地質で、利用しようとすれば
 かなりの力となるハズです。
 魔法力の高い者が何かを企むのであれば、好都合過ぎる場所…
 アテライの地についてはおのずと知る事となるのです…。」
「しかも、アテライって魔法は一切使わないって町じゃなかったですっけ?」

「そう…。そこがまた厄介な所なんです。
 近くで何かを企む者達の存在に町の人は全く気づかないんです。」

「不審がられる事もなく計画通りに事が運ぶって事かぁ…厄介っすな。」
「ええ…。でも、アンディの事もあります、厄介とは言ってられませんね。」

「…ですなっ。」
サジタは帽子をぐっと深めにかぶり気合いを入れ直し、外へ向かった。
posted by taroc at 15:46| Comment(0) | TAROTSTORY | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする