もう夕暮れに差し掛かっているため、今日の移動をココまでにしようと決めた一行は崖を少し登った所の洞窟のような穴で休む事にした。
ここであれば少し油断をした所で野犬等からは襲われないで済みそうである。
「大丈夫だな〜。全然深くねーし、何かの巣って訳でもなさそうだ。」
中を偵察してきたキーツが奥から戻ってきた。
「んじゃ、火でも熾すか。何か燃えるモンと食いモンの調達してくるわ。」
キーツはレオを連れて下りようとするとチリが言う。
「あ、食べ物は大丈夫。町には明日の昼くらいには着くみたいだから、
今日の分の皆の食料くらいは持ってきてるわ。レオが☆(`∀´)v」
皆が一斉に見る。
「はぅ!?(;=Д=)」皆に見られて焦るレオ。
「あんだよ、そーならそーと早く言えよ。」ましてやキーツに突っ込まれる。
「あのぉ〜…」言いにくそうに口を開く。
「チリ様と…僕の分しか…持ってきて無いんです……(;;´Д`)」
「……お前一人で拾ってこい。」なかなか手厳しいキーツであった。