2011年11月07日

フォーメーション

食事も終わり、チリは眠そうな顔をしながら何度もアクビを繰り返している。
「もう眠たいみたいね。」クスリと笑ってチリの頭を撫でるセレン。
そのままゆっくりと立ち上がり、入口へ向かう。

「あれ?何処行くの?」キーツが気にかける。
セレンは、入口の輪郭を指でなぞりながら呪文を唱える。
みるみるうちに入口に『膜』のようなものが出来る。
「え!何ソレ!何ソレ!(*゚Д゚*)」ワクワクするキーツ。
「一応、バリアを張っておこうと思って♪(^-^*)」ニコリと笑って振り返る。

「すげー!!」大はしゃぎをしてバリアに近づく。
「ねぇ、コレって色々出来んの?」興味津々で聞くキーツ。
「自由にとは言えないけど…、
 固定の場所に作るのであれば広範囲で作る事が出来るし、私の周りの
 約2m範囲でならずっと作っていられるの。
 でもそれ以上離れている物・人に対してだと…2分が限度かしら?」
ほぇ〜…と感心しながら聞くキーツ。
「じゃ、今後戦闘が起こる時のフォーメーションとしては、
 俺等男二人は前線に出る。んで、チリもアルテも後方からの攻撃だから
 セレンバリアに入ってればいいと!……ん〜、完璧だな☆(=∀=)v」
63.gif
満足げに語るキーツ。

「あの…魔法には強い方だと思うけど…打撃にはあまり自信ないの…」
オドオドと付け加えるセレン。
「ああ、そんなのは大丈夫!だいたい、打撃は自分で防ぐのが常識!」
な!とレオの方を見て言う。
レオは胸部の痛みを思い出しつつキーツをうらめしい顔で見る。。

「…やっぱり…何かあったの?(^^;)」心配そうに見守るセレンであった…


posted by taroc at 14:44| Comment(0) | TAROTSTORY | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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