スラリとした白っぽいもの・どっぷりとした黒っぽいものが居た。どちらも体高は2m以上あるだろう。
そして、上に乗っているモノがワタワタと降りてきた。
「いやぁ〜、参った参った。ワシの言うこと何も聞かん!だっはっは!!」
頭を掻きながら降りてきたのは、言葉になまりのある30過ぎの髪・ヒゲ、ボサボサのオッサンであった…。。
「……あ…アンタ…誰?」キーツが及び腰で聞く。
「おっ…紹介が遅れたな!ワシはサジタ。タロセンセーから何か聞いてない?」
「貴方がサジタさん!?」チリ一同、驚く。まさかタロの弟子がコレだとは…
「タロさんが良く分からなくなってきた…」ボソッと言い、顔をそらすキーツ。
「サジタさん、タロ様も町に向かっている様なんです。」セレンが言う。
「おお、そうか。じゃ説明とか全部センセーにしてもらったが早いな。」
そう言ってイタチの所へ行く。イタチ等は黙々と毛繕いをしていた。
「そろそろワシの言うこと聞いてくれや…お前等…」ガックリするサジタ。
「ねぇ、この子達の名前は〜?」チリがイタチを撫でながら言う。
「白いんのが『コウ』。黒いんのが『モリ』。コウモリで強そうじゃろ〜☆」
「サジタさんが付けたの〜?(^∀^)ノ」イタチをウリウリしながらチリが聞く。
「んにゃ。タロセンセー。」
「……ますますタロさんが遠くなってゆく…(;;TДT)//」
明日を見つめるキーツであった…