その片隅でチリとアルテが話をしている。
「ねぇ…。この指輪、アルテがしててくれる?」そういって手渡すチリ。
「え!?…でも…。この指輪はチリチリの指輪なんでしょ!?
わたしよりセレンさんにしてもらった方がいいんじゃない??」慌てるアルテ。
「うん…。そう思ったんだけど、この指輪はめちゃうと
魔法力が制御されちゃうでしょ?だからセレンもはめられないの。
だからって持ってると何だか無くしちゃいそうだし…付けてて欲しいの。」
よほど大事な物なのだろうと理解したアルテは、受け取った指輪をはめた。
「よっし!チリチリの大事な指輪だもんね!絶対なくさないから!」
そう言ってアルテは指輪をつけた手に握り拳を作り、チリに見せる。
「ありがと〜アルテ☆☆o(〃∇〃)o
その指輪はね、お祖母様からお母様。そして私に受け継がれた物で、
身を守ってくれるという指輪なの。…ちゃんとアルテを守るのよ(^v^)ノ」
アルテの手で光る指輪を撫でながらチリは微笑んだ。
「でぇぇぇ!!!やっぱりそんな大事な指輪だったんだー!!(((゚Д゚;;)」
後に引けなくなったアルテであった…。。