「すいませ〜ん。1つ聞いていいですかー?」レオがセレン達の方に聞こえる様に大きな声で問いかける。
「なぁに〜?」チリが返事をする。
「あのー、今魔法力が高い人が狙われてるんですよねー?」
「そうよー」
「先生やサジタさんは狙われないんですかー?」
「おお、ごもっともな意見だな。(゚Д゚)」キーツも耳を傾ける。
「レオは魔法力低いから分からないかもしれないけど、
タロ様達の魔法力は私達と比べると桁違いなのー。
だから、アンディを連れてったアイツはそのレベルの人達を
狙えないって事なのよー」
「自分が負けちゃうからって事?」アルテが聞く
「そうね。。桁違いに強い者を相手にするリスクは大きいわね…」セレンが言う。
「質より量…。じゃぁ、もっとさらわれる人間が出るって事よね…」
「ええ…。その中にチリちゃんも自ずと入ってくるハズよ。」
「そう…。絶対捕まえてやるんだから!アイツ!…ね!キーツ!!!」
チリがあの時の事を思い出しキーツに同意を求める。
「ああ、、、」
「……?」
真剣な顔をして返事をしたキーツだが、チリはもっと力強く返事が返ってくるものだと思っていたので、拍子抜けな顔をした。。。